虚無→散財→充実

飽きたら更新が止まります。

悲しい気分

昨年末に特発性過眠症であると診断されました。

悲しい気分を少しでも吐き出したいから、ここにアウトプットします。

 幼い頃の記憶はあまり残っていない。

小学校・中学校・高校……と12年間で合計12人の担任がいたはずだけど、ひとりも名前が思い出せないくらい。

だからあまり正確な記憶ではないかもしれないけれど、中学生の頃までわたしは正常な人間だったと思う。

遅刻もせずに朝起きて学校に行くことができたし、夜も普通に眠ることができた。

中学三年生の夏休みに深夜アニメにハマりはじめてこの頃から少しだけ寝る時間が遅くなった。でも中学生のうちは起きることに苦労することはなかったと思う。

 

 朝が極端に苦手になったのは高校生になってからだ。頻繁に遅刻をしていたし、お休みの日は昼過ぎまで眠っている日々を送っていた。

授業中に居眠りすることも多く、数学・物理あたりの理解が追いつかない授業はほぼ毎回寝ていたと思う。

 

 わたしの生活が明らかにおかしくなったのは大学入学後からだ。

大学1年生の前半くらいは緊張感があったり希望に溢れていたりしたのか、わりと普通な人間だった。しかし秋ごろを過ぎると今まででは考えられないくらい眠るようになってしまった。

一日中寝ていて、起きたら夜中。そんな日が続いていた。なんとか大学に行ったとしても講義を聞かずに寝ていたり、サークルの部室で寝ていたり。ダメダメだった。

7年かけて大学は卒業したもののゼミには片手で数えられるくらいの出席しかしておらず、卒論も担当教授の温情で通してもらったようなものだった。

 

 大学時代は高校時代に比べて明らかに夜寝る時間が遅くなっていた。一人暮らしを始めて自由を満喫していたというのもあるだろうし、2年生になってからは25時までアルバイトをしていたというのもある。

だけど遅くなる入眠時間と起床時間が明らかに釣り合っていなかった。

12時間は平気で眠るし、下手したら24時間、30時間眠っていることもあった。(今でもそうだけど。)

 

 大学4年を過ぎてこのままではいつまで経っても大学を卒業することができない、と強い危機感を覚えたわたしは精神科のドアを叩くことにした。

はじめは適当な診断だった。

「学生特有の無気力症でしょうね。」

「失恋して食欲がないっていう人がこの薬飲むと良くなるんですよ~。」

「眠りが浅いのかもしれないから、睡眠薬で深い睡眠を取りましょう。」

隔週で担当医とお話するけれど、殆どは「いつものお薬だしておきますね~。」で終わる診察だった。

一応は近況をお話して必要があればちょこちょこと睡眠薬抗うつ剤を変更してとりあえずすべて誤魔化してきた。

昨年最後に診察を受けたときもかなり適当な感じだった。だけど、その適当さに救われてた部分もあったのかもしれない。

 

 やっと大学を卒業しなんとか就職することができたものの、適当な診察からでた薬でなんとか誤魔化しているだけの睡眠を隠し通すことはもちろんできなかった。

何度も遅刻した。何度も上司と面談をした。

「どうやったら治せるの?」「ちゃんと職場に来てくれれば仕事はするのに……」

職場では入社半年位の時期から職場のみんなにずっと遅刻魔扱いをされていた。実際遅刻魔なんだからしょうがないけれど。

丸一日寝ていて連絡がつかず家まで上司がやってきたこともあった。

そんなダメなわたしでも仕事をさせてくれた、いい会社だった。

 

 しかし去年の7月末頃取り返しの付かないことをしてしまった。とてつもなくイライラして同僚に当たり散らしたり、仕事中の記憶が一部欠落していたりした。

その時飲んでいた抗うつ剤イフェクサーを担当医の指示でやめていたのが原因だったのかな、と思っている。離脱症状でイライラすることってあるんだろうか。

 

 問題はイライラしていたことよりも、記憶の欠落だった。仕事をこなす上で記憶が欠落する可能性がある人を従事させる訳にはいかない、と出勤停止を命じられた。

もちろんすぐかかりつけ医に相談した。

イフェクサー離脱症状の可能性が高いからお薬を戻して様子を見ましょう。一ヶ月休職でいいかな。」

ここから終わらない休職がはじまった。今では無職だ。

「調子はどう?寝過ぎちゃう?そりゃ仕事行ってないんだから君は起きないでしょう。」

「最近どうですか?起きられない、まー学生時代からそうだったからね。社会人になってからよく頑張ってたよ。」

「専門の睡眠外来で検査してみたい?じゃあ都内の○○病院がオススメだよ。」

「正直ねぇ、君は今までよく働けてたね。私じゃあちょっともうお手上げだよ。」

いまは地元の精神科には通っていない。紹介された都内の病院に通っている。

報告だけでもしたほうがいいのかな。

 

 都内の病院で診察を受けると睡眠ポリグラフ検査を行うことになった。

しかし精神的な薬を服用していると睡眠に影響が出ることがあり正確な検査ができないとのことで2ヶ月近くかけて、いままで服用していた薬をすべて断薬した。

とてもつらかった。

 

 3日に渡る睡眠ポリグラフ検査の結果、わたしは特発性過眠症であると診断された。

脱力発作がない・入眠時間は平均的なことからナルコレプシーではなく、検査中16時間以上眠っていたことから特発性過眠症という診断に至ったようだ。

 

 ここまでダラダラと記した特発性過眠症と診断されるまでの遍歴は正直どうでもいいんだ。

今月で会社を退職することになった。休職可能期間が終わってしまうそうだ。

復職するか、退職するかの選択を迫られたがもちろん現状復職は不可能だし、実質選択肢はなかった。

わたしはこれからどうしたらいいんだろう。

 

 現状目覚ましで起きることはほぼできない。目覚ましを止めてまた寝るか、目覚ましが自動的に鳴り止むまで気づかずに寝ている。

 まれに普通の人みたいに起きることもできるけれど、それを毎日続けることは不可能だ。

今までのようにフルタイムで普通のお仕事をすることは現状不可能だし、パートタイムであっても出勤時間に起きられる保証がない以上これを選ぶことができない。

在宅でできるお仕事も探せばいろいろあるのだろうけれど、納期に間に合わせる自信がない。だって一日中寝ているんだから。

 

 だからわたしはもう働くことはできないのかな、ってとても悲観的に考えている。

 

 働かないで生きていくことができるのならば、そうしたい。だけど、わたしにそれを実現させるほどの資産があるわけない。

 

考えれば考えるほど負のスパイラルから抜け出せない。

仕事はできない。恋人も友達もいない。

ペットを飼うことも経済的に難しい状況になるだろう。

これからなにに支えられて、何のために生きていけばいいのだろう。

 

 今まで自分の未来をしっかりと考えたことはないけれど、今なら真っ暗な未来しか残っていないと断言できる。

もしも奇跡が起きて結婚します、となったとしても収入の殆どを結婚相手に頼って、わたしはなにもできない。たまに調子のいいときに掃除するくらいのものだろう。わたしの病が遺伝する可能性を考えると子どもは望めない。

相手に負担しかかけない生き方しかできないならひとりで居たい。

 

 これから一人暮らしを続けるか、実家に帰るか、という選択もある。

家族仲が良くないと思っているため実家には帰りたくない。頻繁に両親の喧嘩声が聞こえるのが一番の理由だ。他にもいろいろあるけれど。

実家はまるで監獄。

 

 これから死ぬまで信じられないほど薬価の高いモディオダールを飲み続けて非生産的な退廃した毎日を過ごすのかと思うと、生きている意味を見失う。

今まで何度も生きるのが嫌になったことはある。その中でも今が一番大きい波だ。

真っ暗な未来をこれからどう歩んだらいいんだろう。

 

「現状治ることは難しい。薬による対症療法しかない。」

と宣言され、わたしのこれからは暗闇しかなくなった。